地域における中小病院の特性を生かして、患者様から心から信頼いただける医療サービスを目指し、患者様の薬物療法の有効性と安全性を保証する薬剤業務に取り組んでおります。また、病院内の医療チームの一員として医薬品の適正使用を推進するために、患者様や医療スタッフへ的確な薬剤情報を提供することを心がけております。

病院の薬剤師の仕事について

当院では、国の施策として進められている「医薬分業」の推進を全面的に協力するために、外来患者様の調剤業務は、院外処方箋の発行により院外薬局が業務を行っております。入院患者様の調剤業務、DI(Drug Information)、入院時持参薬の鑑別、持参薬から入院処方への切り替えの処方提案、院外薬局からの問い合わせ対応、医薬品発注、医師看護師等からの薬物療法に関わる問い合わせへの対応等を行っております。

お薬を飲むタイミングについて

お薬は、食事と影響することが多く、様々な服用方法があります。そのため正しいお薬の服用方法と向き合う必要があります。

  1. 起床時 朝起きた時
  2. 食直前 食事をする直前
  3. 食前  食事をする30分から1時間前
  4. 食直後 食事が終わってすぐ
  5. 食後  食事が終わった後、30分以内
  6. 食間  食事と食事の間もしくは前の食事から2時間ぐらい後
  7. 就寝前 寝る30分から1時間前
  8. 頓服  症状が出た時に服用
         解熱剤:熱が出た時に服用
         鎮痛剤:痛みが出た時に服用

もしお薬を飲み忘れた時は絶対に2回分を1度に飲まないこと。
お薬の服用が予定時刻より2時間以内の遅れであれば、気づかれた時点で服用をしてください。

お薬の保管方法について

ご自宅等でお薬を保管する時に、誤った保管方法を行った場合お薬の効果が著しく低下することがあります。そのため保管方法に注意をして下さい。

  1. いつもと同じ所に保管する。
  2. 殺虫剤や防虫剤と一緒に保管しない。
  3. 高温・多湿・直射日光を避ける。
  4. 冷所に保管するお薬は、冷蔵庫に保管する。
  5. 小さなお子様が居る場合は、手の届かない所に置き誤飲を避けるように保管する。

お薬手帳について

お薬手帳は、患者様に処方されたお薬の詳細を記載するものです。いつ、どんなお薬をどのようにして飲んでいたか、用法や服用回数、注意事項などが記入されています。お薬の服用歴だけで無く、同時に、アレルギー歴、副作用歴等を記入することで、今後のお薬のトラブルが回避できます。お薬手帳は、患者様と病院と薬局を繋ぐものであり、活用をお願いします。

  1. 今まで服用していたお薬の種類、用量、用法が分かります。
  2. 他の病院で同じ成分をもらっている場合は、重複を防げます。
  3. 他の病院でもらっているお薬との相互作用が分かります。
  4. 今まで服用してきたお薬での服用歴、アレルギー歴が分かります。

スタッフ

薬剤師2名・助手2名【2024年3月現在】